2016
05/04

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疾患に対する問診表

クオリティ・オブ・ライフとは、特に医療面において重要視されている指標です。がんなど長期入院や体に負担がかかる治療を余儀なくされ、回復してもその後の生活に支障をきたすようでは患者の尊厳が守れないといった観点から、積極的な導入が図られるようになってきています。
その背景には、医療技術の向上や高齢化などがあるとされています。また、治療に苛烈な負担を強いる重篤な病だけではなく、外観を損なったり行動に制約がかかる可能性がある疾患についても、クオリティ・オブ・ライフを低下させるクオリティ・オブ・ライフ疾患として認識されるようになってきました。特に、外観や社会的な関係性を重視する女性にとっては、このクオリティ・オブ・ライフ疾患への対応も非常に重要になってくるのです。昨今の医療現場では、技術の発展や開発が進んだことで、患者の症状を数値として明確に把握できるようになってきました。これと並行するように、クオリティ・オブ・ライフの考え方が重視されるようになってきたのです。そのため、昨今ではこれも視覚的に捉えるようにして、患者の治療後の生活の質を向上させることに寄与しようという動向が生まれています。
国際的に医学界が推進しているクオリティ・オブ・ライフ疾患に対する問診表は、その主要な方策として昨今医療現場に普及しています。また、これからも治療後の生活の質を保証するような、新たな治療方法が現われてくるかもしれません。女性にとって、後々のことを考慮した上でも病気の治療を受けやすい環境が整うことは、大変歓迎すべきことでしょう。